✈️ 「ワーホリでオーストラリアに行きたいけど何から始めればいい?」
そんな疑問を解決するために、ワーホリ出発前に必ずやるべき準備を 5つのステップ にまとめました。チェックリスト代わりに使用して準備を進めてみてください。
ワーホリ準備5つのステップ
1. パスポートの取得・有効期限の確認 👉 ビザ申請には「6か月以上の残存期間」が必須! 2. 渡航資金の準備 👉 出発前に50〜70万円、到着後の生活費も見積もろう。 3. 銀行残高証明書の発行 👉 ワーホリビザ申請には「50万円以上の残高証明(英文)」が必要! 4. ワーホリビザの取得 👉 オーストラリアならオンラインで手続き可能。 5. 海外旅行保険の加入 👉 医療費は高額!必ず加入して安心を確保。
パスポートの取得
海外に行くには、ご存知の通り「パスポート」が必須。これは言うまでもありませんが、ワーキングホリデー(WH)ビザの申請では、パスポートの有効期限にも注意が必要です。
🔍 申請に必要な「有効期限」に注意!
オーストラリア入国・ビザ申請に「残存○か月必須」という法定の下限は基本的にありません(入国時点で有効であることが前提)。
ただし、“滞在予定をカバーする有効期限”を推奨しています。そのため、ワーホリのように最長12か月滞在を予定していても、パスポートの残存が1年未満だと、実務上は搭乗・入国判断や経由国要件の都合で、滞在可能期間がパスポート有効期限に事実上縛られるリスクがあります。 安全策としては、出発前に旅券を更新し、滞在予定を十分にカバーする残存期間を確保しましょう。
✍ ワーホリを思い立ったら、まずはパスポートの有効期限をチェック!
パスポートの取得方法は2通り(2025年時点)
2025年3月からは、オンライン申請も可能になり、より便利になりました。
パスポート申請はオンライン(マイナンバーカード+対応スマホで自宅から)と窓口(誰でも可)の2通り。スピードと手間の少なさ重視ならオンライン、氏名変更・紛失等の特殊ケースは窓口が確実です。
オンライン申請(おすすめ!)
スマホとマイナンバーカードがあれば、自宅から申請できます。
- マイナンバーカード(署名用パスワード)
- マイナポータル対応スマホ
- 顔写真(6か月以内に撮影、背景無地)
- 自署(サイン)の画像
- マイナポータルにログインし、必要事項を入力
- 顔写真とサインをアップロード
- オンライン提出完了 → 発行準備の通知を待つ
- 指定された窓口で受け取り(本人確認が必要)
- 窓口に行くのは受け取り時のみ
- 書類記入や写真貼付が不要
- 戸籍謄本も不要(デジタル対応)
窓口申請
窓口での申請は、お住まいの自治体のパスポートセンターで行います。
「地域名+パスポートセンター」で検索すると最寄りをすぐに見つけられます。施設ごとに営業日・受付時間(申請と受け取りで異なることも)が異なるため、出発前に公式サイトで最新情報を確認してから向かいましょう。
- 一般旅券発給申請書(5年 or 10年)パスポートセンターに置いてあります。
- 戸籍謄本 原本1通(6か月以内)
- 顔写真(縦45mm×横35mm)
- 本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカード)
- 有効期限が切れていない旧パスポート(ある場合)
- 戸籍謄本(または抄本)は原本が必要
- 営業時間・受付区分を確認
- 受け取りまで1〜2週間程度かかる
- 写真のサイズや背景色の指定に要注意
「あとで確認しよう」はNG!
パスポートは多くの手続きの起点となります。有効期限の残存が心もとないと、実務上の制約(搭乗可否・滞在期間の短縮)が生じることもあります。残存期間と受け取り予定日を必ず早い段階で確認しておきましょう。
ワーキングホリデービザの申請
続いて、渡航先のワーホリビザの取得です。
オーストラリアの場合、申請はオンラインでできます(ImmiAccountという公式サイトを使います)。
✅ そもそもワーホリビザとは?
オーストラリアのワーホリビザ(Subclass 417)は、18〜30歳(※国によっては35歳まで)の若者が、最長1年間オーストラリアに滞在しながら就労・観光・語学など自由に過ごせる特別なビザです。仕事も観光もできて、英語も学べる。そんな夢のような制度ですが、申請にはいくつかの条件と準備が必要です。
🛂 申請に必要な条件とは?
以下の条件をすべて満たしていることが申請の前提です。
- 日本国籍であること(パスポートを保有)
- 申請時の年齢が18歳以上30歳以下(誕生日ベース)
- 扶養する子どもが同行していない
- オーストラリア国外から申請する
- 過去にサブクラス417を取得していないこと(セカンド・サードを除く)
※2025年時点、日本は「サブクラス417」の対象国です。
📑 必要な書類
申請には、以下の書類を準備する必要があります。
書類名 | 備考 |
---|---|
パスポート | 有効期限が滞在予定をカバーしていること |
銀行残高証明書 | 英文、約50万円(AUD$5,000)相当以上 |
クレジットカード | 申請料支払い用(VISA/MASTER等) |
証明写真 | デジタルデータでアップロード |
健康診断(必要な場合) | 指定病院での受診が必要 |
私の場合、健康診断は不要でしたが、健康診断の提出が必要になる場合もあります。
✅ 健康診断が必要になる主なケース
① 特定の国・地域に3か月以上滞在したことがある場合(過去5年間)
たとえば以下のような国が該当しやすいです。
東南アジア(タイ、フィリピン、インドネシアなど)
南アジア(インド、バングラデシュなど)
アフリカ諸国
一部の中南米の国(例:ペルー、ボリビアなど)
▶ これらの国は結核(TB)のリスクがあると見なされており、該当者には胸部X線検査(chest x-ray)が求められる場合があります。
② 医療・介護・保育など、人と密接に接する職業に就く予定がある場合
たとえば以下のような仕事です。
保育園や幼稚園で働く予定がある場合
高齢者介護施設での就労
医療施設でのボランティアや勤務
▶ この場合、胸部X線検査+血液検査が必要になることがあります。
✅ 健康診断の要否は申請後に通知される
ワーホリビザ申請時には、まずImmiAccount上で申請を行い、その後数日以内に「Health Examination Required」というメッセージが来た場合に、診断が必要となります。
✅ 健康診断を受けるには?
- 指定病院(パネルドクター)のみで受診可能
- 日本国内では、東京・大阪・福岡などに指定病院があります。
- 診断料は おおよそ15,000〜20,000円
結論:ほとんどの日本人には不要なケースが多い
多くの日本人の申請者は、
- 日本を拠点としている
- 過去5年以内に高リスク国に長期滞在していない
- 医療系職種に就く予定がない
このため、健康診断は求められないケースが大多数です。
必要かどうか不安な場合は、ImmiAccountの申請中に指示が出るまで待つか、移民局の「Health Requirement Wizard」で事前確認も可能です。
🖥️ ビザ申請の流れ(ImmiAccountでの手続き)
申請はすべてオンラインで行います。以下が基本的なステップです。
- ImmiAccountを作成(移民局公式サイト)
- 申請フォームの入力
- 必要書類のアップロード
- 申請料の支払い(A$650:2025年6月時点)
- 追加書類の提出(健康診断等)※該当者のみ
- ビザの承認通知をメールで受信(PDF形式)
💡申請後すぐにビザが下りることもありますが、最大で数週間かかる場合もあるため、
出発の1〜2か月前には済ませておきましょう。
・残高証明書は申請者本人名義であること
・PDF提出の場合、英訳が必要な書類は英訳で用意
・ビザが下りてから航空券を予約すること(落ちる可能性はとても低いがゼロではない)
✈️まずは公式サイトで情報確認を!
オーストラリアのビザ制度は年によって変更されることもあるため、最終的には【オーストラリア移民局公式サイト】(ImmiAccount)で確認しましょう。
渡航資金の準備
ワーホリでは「仕事しながら滞在費を稼ぐ」スタイルが一般的ですが、最初の数か月は収入が入らないことも想定して準備しておくと安心してスタートできます。
- Q渡航前に必要な費用はいくら?
- A
渡航前にもまとまった費用が必要です。以下が主な項目です。
項目 | 費用目安(円) | 補足 |
---|---|---|
ビザ申請費 | 約65,000 | オーストラリアはオンライン申請(ImmiAccount) |
航空券(片道) | 約30,000〜70,000 | LCC利用で安く抑えるのがコツ |
海外旅行保険(1年間) | 約200,000〜300,000 | 病院代が高いため加入必須 |
語学学校(任意) | 約120,000〜160,000 | 1ヶ月通った場合の目安 |
渡航直後の生活費(現金) | 約100,000〜150,000 | ホステルや食費など |
▶ 合計:約50万円〜70万円前後が目安
ワーホリビザの申請には、本人名義の英文・銀行残高証明の提出が求められます。目安としてAU$5,000以上(各通貨の相当額)の残高を準備する必要があります。
渡航後にかかる生活費
現地に到着してからも、仕事が決まるまでは出費が続きます。
オーストラリアの生活費は日本よりやや高めなので、事前に目安を押さえておくと安心です。
項目 | 月額目安(円) | 補足 |
---|---|---|
家賃 | 約50,000〜80,000 | シェアハウスを利用した場合 |
食費 | 約25,000〜40,000 | 自炊中心で節約可能 |
交通費 | 約10,000〜20,000 | 都市部ではバスや電車を使用 |
通信費 | 約3,000〜5,000 | プリペイドSIMや格安プランを活用 |
その他生活費 | 約20,000〜30,000 | 日用品、娯楽、交際費など |
▶ 合計:月13万円〜18万円程度
私は最初の3週間は語学学校に通い、その後ファームを探しました。仕事が見つかるまでに約1ヶ月かかり、その間は収入ゼロ。準備していた貯金が本当に頼りになりました。
ワーホリ資金の総額目安(1年間滞在)
- 渡航前の準備資金:50万円〜70万円
- 現地での生活費:約150万円〜220万円(現地で稼げばok)
▶ 合計:約200万円〜290万円
もちろん、現地で仕事をすれば収入がありますので、実際の自己負担はもう少し少なくなります。ですが「最初の1〜2ヶ月は稼げないかもしれない」という前提で、少なくとも50万円以上の準備資金を持っておくと安心です。
① 早めの航空券予約
ピーク期以外は4〜12週間前を目安に。繁忙期(年末年始・GW・夏)は数ヶ月前から視野に入れましょう。
② 海外送金・決済コストを抑える
日本円→豪ドルの両替・送金は、レートと手数料の“見えづらい総額”で差が出ます。WISEなら中立的な為替レート(ミッドレート)に手数料を明示してくれるので、合計コストが把握しやすく、着金も早めです。
WISEの使い方(JPY→AUD 送金 3ステップ)
1. WISEに登録 → 本人確認
2.「送金を作成」で送金額 or 受取額を入力(JPY→AUD)
3.支払い方法を選ぶ(安さ重視=銀行振込/速さ重視=カード等)
→ 受取先のBSB/口座番号を入力して送金
👉 公式の使い方・登録はこちら
③ 保険は“入る前提で設計して節約”
保険を選ぶ際に考えるべきことは「削る」ではなく「配分する」。医療費は高額になりやすいので、治療・救援費用は厚く、削ってよいのは“使う可能性が低い周辺補償”です。
④ 初週に“働ける体制”を整える
到着1週でここまで揃える
- 現地SIM/eSIMを開通(電話番号は応募・銀行SMS認証に必須)
- 銀行口座を開設(デビットカード受取り)
- TFN(Tax File Number)を申請(住所と旅券情報を用意)
- 英語履歴書(Resume)を用意(現地番号・現住所を記載)
- PPEを準備(スチールキャップ安全靴、長袖・帽子、手袋、日焼け止め)
- 移動手段を確保(交通ICカード、車の同乗/送迎の確認)
⑤ ICカードを使って交通費を抑える
州ごとのICカード(Opal/Myki/go card)を使うと、日・週の自動上限やオフピーク割引、乗り継ぎ割引が適用され、現金より総額が下がります。
- 州のICカード名・上限・オフピーク条件を把握
- 自動チャージをON/アプリで履歴・残高を可視化
- タップオン・オフを習慣化(最大運賃回避)
- 乗り継ぎ時間と有効ウィンドウを確認(無駄な初乗り防止)
参考:州により名称や割引条件が異なります。引っ越し先が決まったら、現地交通局サイトで「ICカード名+daily/weekly cap」「off-peak」を確認して、最安行動パターンを作りましょう。
海外旅行保険の加入
オーストラリアでは、外国人が無料で医療を受けられる制度は基本的にありません。
風邪や腹痛、虫刺されでも通院費用が数万円かかることもあり、最悪の場合は入院で数十万円以上になるケースも。
また、ファームジョブや旅行中のアクシデントでケガをする可能性もあります。金銭面の安心と自分の身を守るためにも、保険への加入は必須といえるでしょう。
保険を選ぶときの5つのポイント
保険選びは「安さ」だけで判断しないことが大切。以下の5つを確認しましょう。
(1) 医療・救援費用の補償額
一番大事なのがここ。病気やケガの治療費、救急搬送費などをカバーします。
目安は500万円~1,000万円以上の補償があるもの。
(2) 携行品や賠償責任の補償
スマホやパソコンの盗難・破損、自分の過失で他人にケガをさせた場合などに備えた補償も重要です。
(3) 日本語サポートがあるか
緊急時に英語でやり取りするのは大変なので、24時間日本語対応のカスタマーセンターがある保険が安心です。
(4) 渡航期間中をカバーできるか
長期滞在に対応しているか?入国日から帰国日までしっかり保険期間を設定しましょう。
(5) オンラインで簡単に申し込めるか
最近はネットで完結できる保険も増えてきました。急な出発にも対応しやすくなっています。
保険にかかる費用は?
一般的な海外旅行保険の費用は、
- 12か月間で約15〜30万円
- 月あたり1〜2万円前後が相場です。
保険料は補償内容によって変動しますが、ケチって保険に入らなかったことで起きるリスクの方が高額になることも。
ワーホリにおすすめの海外旅行保険(実際の利用者多数)
保険会社 | 特徴 | ネット申込 | サポート |
---|---|---|---|
SBI損保 | 安くて補償も十分 | ◎ | ○ |
AIG保険 | サポート充実 | ◎ | ◎ |
ジェイアイ傷害火災「たびほ」 | 補償カスタマイズ可 | ◎ | ◎ |
H.S.損保「たびとも」 | HISグループで旅行者向け | ◎ | ○ |
すべてネット申込可能で、価格と内容のバランスが良いです。
\おすすめ/
特にAIG損保の海外旅行保険は、24時間日本語サポートや長期ワーホリ対応などサポートが充実しています。海外旅行保険の保険代理店の(株)ウィズハート公式サイトから、保険に関するご相談や簡単に申し込みが可能です、ぜひチェックしてみてください。
保険加入はいつまでに?
出発1週間前までには加入するのが安心です。中には出発当日でも加入できるものもありますが、余裕を持って準備しておきましょう。
到着後すぐの滞在先の予約
現地に着いてから「泊まる場所がない…」は避けたいところ。まずは1〜2週間分の宿泊先(ホステルやシェアハウス)を日本から予約しておきましょう。
私のおすすめ:
- 最初はバッパー(バックパッカー宿)→現地で長期滞在先を探す
- booking.com や Hostelworld などの予約サイトを活用
- 女性の場合は「女性専用ドミトリー」を選ぶと安心
✅ まとめ
ワーホリ準備でまずやるべき5つの手続きをおさらいします:
- パスポートの取得(有効期限の確認)
- ワーホリビザの申請
- 渡航資金の準備
- 海外旅行保険への加入
- 最初の宿泊先の予約
この5つをクリアすれば、あとは航空券を取って飛び立つだけ!
ご覧いただきありがとうございました!
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