オーストラリアに到着したら、ワーホリ生活がいよいよ本格スタート!
でも、現地生活をスムーズに始めるためには「すぐにやるべき手続き」がいくつかあります。
今回は、オーストラリア到着後、最初の1週間で必ず済ませたい5つのことをまとめました!
① 銀行口座の開設
オーストラリアで給料を受け取ったり、生活費を管理したりするためには、現地の銀行口座がほぼ必須です。ワーホリや留学中の仕事(カジュアルジョブ・ファームなど)でも、現金払いではなく銀行振込が基本なので、なるべく到着から1週間以内には開設しておきましょう。
🔍 銀行口座開設に必要なもの
- パスポート
- 現地での住所(宿泊先でOK)
- オーストラリアの携帯番号(あとでSMS認証があるため、SIMも先に契約しておくとスムーズ)
※印鑑やマイナンバーなど日本で必要なものは不要です。
🏦 おすすめの銀行と特徴比較
銀行名 | 特徴 | こんな人におすすめ |
---|---|---|
Commonwealth Bank | 支店が多く、アプリも日本語対応で操作が簡単。ATMも見つけやすい。 | はじめてのワーホリ、英語が不安な方 王道の銀行 |
ANZ Bank | サービスが丁寧で、英語での説明もわかりやすいと評判 | 長期滞在予定で、しっかり口座を管理したい人 |
NAB(National Australia Bank) | 預金残高が少なくても手数料無料。ATM手数料もほぼゼロ | お金をあまり動かさないファーム生活の人 |
ING Bank(ネット銀行) | 実店舗なし、ネット専用。他行ATMの手数料がキャッシュバックされる | 英語が得意・スマホで管理したい人 |
✅ 手続きの流れ(CommBankの例)
- Web予約または直接支店へ来店(混んでいる時は予約がベター)
- 銀行窓口で開設の目的(ワーホリ・学生など)を伝える
- パスポート提示&住所・連絡先などを登録
- その場で口座番号をもらい、即日利用可能に!
- キャッシュカードは1週間以内に郵送されます
💡 実体験アドバイス
私自身はCommBankを利用しました。開設時は英語での説明に不安がありましたが、受付の人がゆっくり説明してくれて安心感がありました。携帯番号を持っていなかった時は、その場で仮登録も可能だったので、とにかく「来店して相談する」のが一番早いです。
また、口座の種類は“Everyday Account(普通口座)”でOK。学生ビザの方はStudent向けプランに切り替えると手数料が無料になることもあります。
📝 口座開設後の注意点
- 月額手数料($4程度)がかかる口座もあるため、免除条件をチェック(多くは月$2,000以上の入金など)
- ATM引き出し手数料は他行だと$2~3かかることもある
- アプリからの振込や残高確認は簡単。スマホアプリのダウンロードは必須!
🔚 まとめ:銀行口座は最優先で!
- SIMカード取得後に開設すると手続きがスムーズ
- 「支払いは口座だけ」な仕事も多いため、開設が遅れると仕事探しにも影響
- カードが届くまでに時間がかかる場合もあるので、早めの行動が安心です!
② TFN(タックスファイルナンバー)の申請
オーストラリアで働くためには、TFN(Tax File Number)=納税者番号が必要です。これは、日本でいうマイナンバーに近いもので、雇用主に提出しないと税金が多く引かれてしまうこともあります。
TFNは一人ひとりに発行されるもので、一度取得すればビザ期間中はずっと使えます。
💡 なぜTFNが必要なの?
- 正式に働くには必須(TFNなしで雇用されると“違法雇用”のリスクも)
- 税金が最大47%引かれる可能性あり
- タックスリターン(税金の一部返金)申請にも必須
実際に私も、ワーホリで最初の仕事を探す際、「TFNを提出できるか?」と聞かれました。まだ持っていなかったため、採用が保留に。取得済みの友人はすぐに働き始めていたので、早めの取得が明暗を分けると実感しました。
✅ TFN申請に必要なもの
- パスポート
- オーストラリアの住所(ホステルでも可)
- オーストラリアの電話番号(なくても申請可だが、あると便利)
- オンライン申請用の端末(スマホ or パソコン)
🖥️ TFN申請のステップ
申請はすべて ATO(Australian Taxation Office)=オーストラリア税務局の公式サイトから行います。費用は一切かかりません。
▶ ステップ①:公式サイトにアクセス
👉 TFN申請ページ
▶ ステップ②:「Working holiday visa holders」などの選択
選択肢の中から、自分のビザに合った項目(ワーキングホリデーの場合は「Foreign passport holders」)を選びます。
▶ ステップ③:個人情報の入力
- 氏名
- パスポート番号
- 現地住所
- 連絡先(電話番号・メール)
英語での入力になりますが、難しい単語は少ないので、ゆっくり進めれば大丈夫です。
▶ ステップ④:申請完了の通知
申請が無事完了すると、登録完了のメールが届きます(数分〜数時間以内)。
📩 TFNの受け取り方法と期間
TFNは郵送で2〜4週間以内に届くのが一般的です。ただし、都市部のホステルに滞在している場合は、滞在期間が短いと郵便が受け取れない可能性もあるため注意。
📌友人の体験談:
私の友人はシドニーのホステルで申請しましたが、3週間後に届いたころにはすでに引っ越し済み…。郵便物が届かず、結局ATOに連絡して再送してもらう羽目に。
✅ 対策としては、以下のいずれかがおすすめです:
- 到着直後に申請せず、長めに滞在する住所を確保してから申請
- 信頼できる友人や現地エージェントの住所を借りる
- ATOに電話(英語)で追跡依頼を出すことも可能
❗TFNが間に合わない場合は?
申請中でも、雇用主に「TFN申請中です」と伝えればOKな場合もあります。申請した日付を記録しておくと、あとから番号が届いたときにスムーズに伝えられます。
👇 よくある質問(FAQ)
Q. TFNは1人に1つ?再申請は必要?
→ はい、1人に1つだけの番号です。ビザを更新しても、TFNは変わりません。
Q. 住所を間違えた場合は?
→ ATOに連絡すれば住所変更や再送が可能です(英語での対応になります)。
Q. TFNがないと絶対に働けない?
→ 非公式に働くことは可能ですが、税金が異常に高く引かれたり、トラブルになるリスクもあるため、正規雇用のためには必須です。
③ SIMカードの契約
オーストラリアに到着して最初に感じたのが、「スマホが使えない不安」でした。
日本では当たり前のように使えていたGoogleマップ、LINE、求人検索…。現地ではWi-Fiがないと何もできないという状況に直面します。
だからこそ、到着したらまずやるべきなのがSIMカードの契約です。
📱 なぜ到着後すぐSIMが必要なの?
- 現地の求人に応募するには「電話番号」が必要なケースが多い
- 住所探しや交通検索にもスマホは必須
- LINE、Googleマップ、翻訳アプリが使えないと生活が始まらない
- カフェや図書館でもWi-Fiがない場所が多い
筆者自身も、空港から市内までの移動中に「ネットが使えない」不安を強く感じました。
🏪 購入できる場所はどこ?
- 空港の到着ロビー(やや割高だが便利)
- ショッピングセンター内のキャリアショップ(街中に多い)
- 家電量販店(JB Hi-Fi など)
- スーパー(Woolworthsなどでも販売)
- オンライン(eSIM含む)
おすすめは「空港 or 到着当日のショッピングセンター」。
とくに大都市なら、OptusやVodafoneなどのブースが必ずあります。
📶 おすすめの携帯キャリア(通信会社)
キャリア名 | 特徴 |
---|---|
Optus | プリペイドプランが豊富。主要都市なら安定した通信。 |
Vodafone | 都市部での使用に強い。日本語対応スタッフがいる店舗も。 |
Telstra | オーストラリア最大手。田舎・ファームエリアでもつながりやすい。 |
📌 筆者のおすすめ:ファームなど地方に行く予定があるならTelstra一択。
都市部のみで過ごすならOptusやVodafoneでも十分。
💸 契約プランは「プリペイド」が基本!
オーストラリアでは、ワーホリや留学生など短期滞在者のほとんどが「プリペイドSIM(前払い式)」を使います。
- 契約期間の縛りなし
- 使いたい分だけチャージ可能
- 使いすぎ防止にも◎
プラン例(2025年時点・変動あり):
キャリア | 月額料金(目安) | データ容量 |
---|---|---|
Optus | $30〜$40 | 20〜40GB |
Vodafone | $25〜$40 | 15〜40GB |
Telstra | $40〜$50 | 20〜40GB |
⚠️ 店舗で「キャンペーン価格」や「無料通話付き」プランが案内されることもあります。スタッフに聞いてみるのがおすすめ。
📲 SIMカードの挿入・設定方法は?
- パスポートを提示して購入(本人確認)
- SIMカードをスマホに挿入
- スタッフがその場で開通手続きをしてくれることが多い
- 通信が始まるまでに数分〜1時間ほどかかることも
✅ 英語が不安でも「I want to buy a prepaid SIM card.」と伝えればOK!
スタッフが丁寧に案内してくれることがほとんどです。
🌐 eSIMという選択肢もある
最近は「eSIM対応スマホ」を持っている人なら、物理SIMカードを挿さずにデジタルで開通できるeSIMも便利です。
- Ubigi や Airalo などのサービスで日本出発前に開通可能
- 渡航直後でもネットが使えるので安心
ただし、オーストラリアの電話番号がつかないプランもあるため注意が必要です。求人応募や銀行口座開設に使うには「現地番号」が必要なので、用途に応じて使い分けましょう。
✅ まとめ:SIMカード契約はワーホリ生活の第一歩!
SIMが使えないと、求人探しも、住まい探しも、友人との連絡さえできません。
だからこそ、「到着したらまずSIM」を合言葉に、以下のポイントを押さえて準備しましょう。
📌 おすすめアクション
- 到着当日か翌日中にはSIMを購入
- 滞在スタイルに合わせてキャリアを選ぶ
- 通信量と月額を比較し、自分に合ったプランを契約
- ファーム希望者はTelstraが安心
オーストラリアでの生活は、スマホがつながることで一気に広がります。
情報収集・連絡・移動・仕事探し、すべてがスマホにかかっていると言っても過言ではありません。
④ 現地交通カードの取得
「到着したばかりで移動手段がよくわからない…」
「現金で毎回払うのは面倒だし、交通費も気になる…」
そんな不安を一気に解消してくれるのが、交通系ICカードです。
オーストラリアの主要都市では、日本のSuicaやICOCAのような非接触型カードを使うのが一般的。上手に使えば、運賃割引や無料乗車などの特典も受けられます!
🚌 なぜ交通カードを使うべき?
- ✅ バス・電車・フェリーで共通して使える(都市による)
- ✅ 現金より運賃が安くなる
- ✅ 毎回切符を買う手間が省ける
- ✅ アプリと連携して残高・履歴確認も可能
- ✅ 紛失しても再発行可能な場合あり
🌆 各都市の交通カード一覧
都市 | カード名 | 特徴 |
---|---|---|
シドニー | Opal(オーパル)カード | バス・電車・フェリーに対応。一定額以上の利用で週内の乗車が無料に。 |
メルボルン | Myki(マイキー)カード | トラム(市電)が便利。市内中心部は一部エリアで無料運行。 |
ブリスベン | Go(ゴー)カード | 学割設定あり。デポジット(保証金)制。 |
パース | SmartRider(スマートライダー) | トランスパース全域に対応。 |
アデレード | MetroCARD(メトロカード) | チャージ式でシンプルな仕組み。 |
🗺 地方都市では使えない地域もあるため、滞在先に応じたカード選びが重要です。
🏪 購入場所と手順
交通カードは以下の場所で購入・チャージできます:
- 空港内のインフォメーションカウンター
- コンビニ(7-Elevenなど)
- 一部スーパー(Coles、Woolworths)
- オンライン注文(都市によって対応)
📌 必要なもの
- パスポート(学割設定の場合)
- 滞在住所(登録用)
- 現金またはクレジットカード(チャージ用)
📝 カード代が$5〜10程度かかる場合がありますが、多くはチャージ分と一緒に支払います。
📉 割引制度・上限金額を活用しよう
都市によっては、1日・1週間の料金上限が設定されており、上限に達すると以降は無料で乗れる制度もあります。
例えば:
- Opalカード(シドニー):月〜日曜の合計利用額が上限に達すると、それ以降の乗車が無料に
- Mykiカード(メルボルン):市内中心部の「フリートラムゾーン」は常に無料
- Goカード(ブリスベン):ピーク時間帯とオフピークで運賃が異なる
交通費を抑えるには、通勤・通学の時間帯や移動ルートの工夫がカギになります。
👩🎓 学生・留学生は「学割登録」も忘れずに!
語学学校や専門学校に通う予定の方は、「学生証」が発行されたら学割申請も忘れずに。
- Opal → コンセッション登録が必要(学生証・在籍証明が必要)
- Myki → International Student IDと登録フォーム提出
- Goカード → Tertiary Student IDで割引登録可
※申請には本人確認や専用フォームの提出が必要なことが多く、カード購入後すぐに適用されるわけではない点に注意してください。
🧠 使い方のコツ・注意点
- 改札がない都市も多いので、乗る時と降りる時は必ずタップオン・タップオフ(カードリーダーにかざす)
- 残高不足のままだとペナルティ料金になることも
- 紛失防止のため、アプリと連携しておくと便利(MyTranslink, Opal Travel など)
✅ まとめ:交通カードを制す者がオーストラリア生活を制す!
オーストラリア生活をスムーズに始めるには、交通手段の確保が第一歩です。
✔ 初日にやることリスト:
- 空港 or 市内でカードを購入
- 最初に$20〜$30程度チャージ
- アプリ連携(できれば)
- 滞在地域の交通ルールを確認
交通カードがあれば、求人応募や住まい見学、観光もストレスなくこなせます。毎日の「移動コストと手間」を減らすための最強ツールとして、ぜひ出発前から意識して準備しておきましょう!
⑤ 短期滞在先 or シェアハウス探し
現地での生活を快適にスタートさせるために、短期滞在先と長期滞在用の住まい(シェアハウス)を見つけておきましょう。
この章では、筆者自身の経験を交えながら、滞在初期におすすめの宿泊方法と、シェアハウスの探し方・注意点を詳しく解説します。
🏠 STEP1:まずは短期滞在先を予約(到着直後用)
ワーホリ初日からシェアハウスに住むのはリスクがあります。
最初の1週間〜2週間は、ホテルやホステル、Airbnbなどの短期宿に泊まるのがおすすめです。
✅ おすすめ予約サイト:
📌 チェックポイント:
- 空港からのアクセス
- Wi-Fiの有無
- セキュリティ(特に女性は「女性専用ドミトリー」がおすすめ)
- キッチンや洗濯機などの共有設備
私は初日にバックパッカー宿(バッパー)を1週間予約し、落ち着いてから現地でシェアハウスを探しました。移動の疲れも考慮して、初期の住まいは「安心感」を確保することが最優先です。
🧭 STEP2:シェアハウス探しは「現地での見学」が基本
短期滞在中に、長期的に住めるシェアハウスを探します。
家賃を抑えたい、友達を作りたい、英語環境に身を置きたい——それぞれの目的に応じて最適な住まいを見つけましょう。
🔍 探し方の主な方法:
方法 | 特徴 |
---|---|
Facebookグループ(例:「シドニー シェアハウス」) | 情報量が多く、日本語グループも充実 |
Flatmates.com.au | 英語環境を希望する人におすすめ。現地人とのシェアも多数 |
Gumtree | オーストラリア最大のクラシファイドサイト。交渉は慎重に |
知人の紹介 | トラブルが少ない安心ルート |
💡 内見(Inspection)時のチェックポイント
住まいは写真だけで決めず、必ず見学(Inspection)してから契約しましょう。
チェック項目 | 理由 |
---|---|
清潔感 | 掃除の頻度・ごみの管理が共有生活のストレスに直結 |
住人構成 | 日本人のみ?多国籍?男女比や生活スタイル |
家賃とボンド(保証金) | 週払いが一般的。退去時に返金されるボンドの条件も確認 |
契約期間・退去ルール | Notice期間(通常1〜2週間)は必ずチェック |
Wi-Fiや光熱費の込み具合 | 表示価格に含まれていないこともあるため要注意 |
⚠️ シェアハウス詐欺に注意!
オーストラリアでは、シェアハウス詐欺も報告されています。
よくある詐欺パターン:
- 見学できないと言われ、前払いでボンドを要求される
- 写真と実際の部屋がまったく違う
- 短期間で強制退去や値上げをされる
▶ 対策:
- 事前に見学できない物件は契約しない
- レシートや契約内容を必ず書面で残す
- 少額でも、銀行振込より現金の方がトラブル時に証明が難しいため注意
🧮 家賃の相場目安(都市別)
都市 | 1人部屋(週) | 2人部屋シェア(週/人) |
---|---|---|
シドニー | $250〜$400 | $150〜$200 |
メルボルン | $220〜$350 | $130〜$180 |
ブリスベン | $200〜$320 | $120〜$160 |
地方都市 | $150〜$250 | $100〜$140 |
※ボンド(保証金)として、家賃2週間〜4週間分が必要な場合が多いです。
✅ まとめ:家探しは焦らず、でも早めに動く!
- ✈ 短期滞在先は日本から出発前に予約しておくと安心
- 🧭 シェアハウス探しは、現地での見学と信頼性重視で
- 🔐 契約前に詐欺対策と条件確認をしっかり行うこと
- 💰 家賃と光熱費の内訳を明確にして予算管理
家はワーホリ生活の“拠点”です。安全で快適な住まいを確保できれば、仕事探しや現地での交流にも集中できます。
最初の数週間をしっかり乗り切り、自分らしい生活を築いていきましょう
【まとめ】
オーストラリア到着直後はバタバタしがちですが、
この5つを早めにクリアしておくと、その後の生活がぐっと楽になります!
特に銀行口座・TFN・SIMカードの3つは最優先で進めてくださいね。
ワーホリ生活をスムーズにスタートさせるために、しっかり準備していきましょう!
最後までご覧いただきありがとうございました。
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