オーストラリアでワーホリを考えるとき、
準備の中で最も重要で、同時に一番つまずきやすいのが “ワーホリビザ” についてです。
制度の仕組み、申請条件、必要書類、費用、申請時の注意点など、
調べるべき項目が多く、「何から手をつければいいのか分からない」と感じる人がとても多いポイントでもあります。
そこで本記事では、ワーホリビザを取得するうえで知っておきたい内容を
まとめて分かりやすく整理 しました。
- ワーホリビザについて
- 申請時の必要書類
- 申請の流れ
- セカンド・サードビザ
さらに他の記事にて入力手順や書類の準備方法など実践的に深掘りしているので、準備を進めたい方はそちらも併せてご覧ください。
1. ワーホリビザとは?

ワーキングホリデービザ(Working Holiday visa Subclass 417)は、18〜30歳の日本国籍者が利用できる、
働く・学ぶ・旅行するを自由に組み合わせられる特別なビザ です。
1年間オーストラリアに滞在でき、条件を満たせば 2年目(セカンドビザ)・3年目(サードビザ) へ延長も可能です。
このビザの最大の特徴は、滞在中の働き方が自由であること。
フルタイム・パートタイム・カジュアルのどれでも働けるほか、語学学校などに最長4ヶ月まで通うこともできます。
つまりワーホリビザは、
「海外生活をしながら、自分に合った働き方や学び方を選べる柔軟なビザ」なのです。
2. ワーホリビザでできること
ワーホリビザでは、オーストラリアでの生活をより自由に楽しむための、
「できること」 が幅広く認められています。
大きく分けると以下の3つです。
1. 働ける

ワーホリビザでは、レストラン、カフェ、ファーム、ホテル、オフィスワークなど、
さまざまな職種で働くことができます。
雇用形態の制限もないため、
・フルタイム
・パートタイム
・カジュアル
など、自分の生活スタイルに合わせた働き方が可能です。
フルタイム
週38時間前後の安定した勤務時間で働く一般的な正社員に近い働き方です。
パートタイム
週あたりの勤務時間がフルタイムより短く、働く日数や時間帯を調整しやすい働き方です。日本でのアルバイトの勤務形態の多くがパートタイムです。
カジュアル
勤務時間がその都度決まり、シフトの自由度が高い代わりに安定性は低い働き方です。
2.学べる
語学学校や専門学校に、最長4ヶ月まで通うことができます。
英語力を伸ばしたい人や、特定のスキルを学びたい人にとってとても柔軟な制度です。

しかし、「語学学校にとりあえず行く」というのはおすすめしません。
語学学校は決して悪いわけではありませんが、
重要なのは “目的が明確かどうか” です。
・なぜ語学学校に通いたいのか
・その目的は語学学校でなければ達成できないのか
・行く場合はどの学校が自分に最適なのか
これらを考えず、
「とりあえず語学学校に行けば英語が伸びるだろう」という気持ちだけで通うと、
高い費用に対して効果を実感できず後悔してしまうケースもあります。
“費用を払う価値があるのか” を自分の目的に照らして判断することが大切です。
語学学校に行くことはあくまで英語力を向上させるための選択肢の1つであることを忘れないようにしましょう。
3.旅行できる
留学ビザでは語学学校への出席義務あるので行動の自由が制限される場合がありますが、
ワーホリビザでは、オーストラリア国内を完全に自由に移動することができます。
オーストラリアは日本の約20倍の面積があり、都市ごとに気候も文化も働き方も大きく異なります。
- シドニー:都会で求人が非常に多い
- メルボルン:カフェ文化が発達していてオシャレな街
- ブリスベン:暖かくて住みやすい
- ゴールドコースト:ビーチが近くリゾート感がある
- タスマニア:自然豊かで落ち着いた環境
- パース:ワーホリでも稼ぎやすい地域として人気
「働きながら移動する」という旅と仕事を組み合わせたライフスタイルも可能です。
つまりワーホリビザは、ただ旅行できるだけでなく、
場所を変えながら“住むように旅する”ことができる
非常に自由度の高いビザです。
3. 申請条件
オーストラリアのワーホリビザを取得するためには、
満たしておくべきいくつかの条件があります。
申請条件一覧(日本国籍の場合)

① 年齢条件:18〜30歳であること(申請時点)
申請できるのは 18歳以上30歳以下。
誕生日の前日までに申請が完了していれば30歳でも申請可能です。
② 日本国籍を持っていること
ワーホリ協定国である日本国籍のパスポートが必要です。
③ 過去にワーホリビザを取得していないこと
1年目のワーホリ(ファーストビザ)は、
一度も417ビザを取得したことがない人のみ申請できます。
2年目・3年目は、それぞれ別の条件(指定地域での指定産業で一定日数働く)が適用されます。
④ 十分な資金を持っていること
オーストラリア政府は「滞在初期に生活できる資金」として
5,000AUD以上の所持を推奨しています。
ビザ申請時に銀行の残高証明を求められます。
4. 必要書類
オーストラリアのワーホリビザを申請する際には、
いくつかの書類を事前に準備しておく必要があります。
書類といっても複雑なものは多くなく、
基本は「本人確認」「資金証明」「健康」に関するものが中心です。
ワーホリビザ申請に必要な書類一覧

① パスポート(個人情報ページの提出が必要)
有効な日本のパスポートが必要です。
申請時にパスポートが有効であること、
また顔写真ページが鮮明に確認できる状態でアップロードします。
パスポートの残存期間は予定滞在期間を大幅にカバーできるくらい余裕を持っておきましょう。
② 英文の残高証明書
ワーホリビザ申請では、
約5,000AUD以上の資金を所持していることを証明する英文の銀行残高証明書の提出が必須です。
資金証明は審査で特に重要視される項目のため、不備があると追加書類を求められたり審査が遅れることがあります。
③健康診断
ワーホリ申請者すべてが健康診断を受けるわけではありません。
以下に該当する場合、追加でメディカル検査が必要となることがあります。
5. 申請にかかる費用
ワーホリビザの申請には、
ビザ代(申請費)をはじめ、必要に応じて健康診断費や書類発行費など、
いくつかの費用が発生します。

① ビザ申請費(Visa Application Charge)
ワーホリビザ417の申請費は670 AUD
申請時にクレジットカードで支払います。(PayPalも利用可能)
支払い方法は以下のようなカードが利用可能です。
- VISA
- Master Card
- American Express
- JCB
- PayPal
②資金証明書類の発行費
資金証明として残高証明書を英文で発行する場合、手数料がかかる銀行があります。
費用の目安:
500〜1,500円程度(銀行によって変わります。)
③健康診断費
健康診断が必要になった場合、
オーストラリア政府指定の panel clinic で受診する必要があります。
費用の目安:
15,000〜40,000円程度
⑤ パスポート(更新・新規発行が必要な場合)
渡航前にパスポート更新が必要な場合は、以下の費用がかかります。
・10年パスポート:16,000円
・5年パスポート :11,000円
6. ビザ申請の流れ
ワーホリビザの申請はすべてオンラインで完結します。
英語での入力が多いため難しく感じる方もいますが、実際には 特別な知識が必要な手続きではありません。
中にはエージェントに代理申請を依頼する人もいますが、
“英語だから難しそう”という印象が強くなりますが、内容そのものは自分で進められるレベルのものばかりでです。

詳細な入力方法や注意点は、別の記事で解説しています。そちらも併せてご覧ください。
7. セカンド/サードビザについて
ワーホリビザ(417)は、
1年目に一定の条件を満たすことで 最大3年間 オーストラリアに滞在できます。
条件を満たして申請することで取得できるのが、
セカンドビザ(2年目) とサードビザ(3年目) です。
セカンドビザ取得の条件
1年目(ファーストビザ)の滞在中に、
政府が定める 特定の地域(Regional) で
指定された産業の仕事に88日従事する ことが必要です。
対象となる代表的な仕事:
・ファーム(農業・果樹・収穫系)
・畜産関連の仕事
・水産・漁業
・林業
・田舎エリアのホスピタリティ
サードビザ取得の条件
6ヶ月以上(179日)の指定産業での就労が必要です。
こちらも「対象地域 × 指定産業」で働く必要があり、
ファーストとセカンドよりも条件が明確に定められています。
Jump Guide
Jump Guide では オーストラリア・ワーホリに役立つ準備記事を無料で公開 しています。
パスポートの次に進むべきステップや、渡航前に必要な手続きもまとめているので、興味のある方はぜひこちらもご覧ください。








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