1. ワーホリ1年間でかかる費用の合計は?

ワーキングホリデーでオーストラリアに1年間行った場合、
1年間でかかる費用の目安はおおよそ 250万円〜400万円前後 です。
(渡航前には60万円〜100万円程度用意しておきましょう。2.で詳しくご紹介します。)
この金額を渡航前にすべて用意しようとすると、ハードルが高く感じるかもしれません。
ただ、実際にはこの金額をすべて渡航前に用意するケースは少なく、現地でかかる生活費については、オーストラリア到着後に働いて得た収入を充てる人が大半です。
この金額には、以下の費用が含まれます。
- 渡航前にかかる費用(ビザ申請費・航空券・保険など)
- 現地での生活費(家賃・食費・通信費など)
- 生活スタイルや選択によって増減する費用
実際にかかる費用は、
- ワーホリエージェントの利用
- 語学学校
- 滞在都市(都市部か地方か)
- 仕事が見つかるまでの期間
といった条件によって変わります。
この金額を目安として、生活を切り詰めすぎず、無理のないワーホリ生活を想定した場合に必要な資金はこの範囲 と考えておくとイメージしやすいです。
2. 渡航前に用意しておくべき資金はどれくらい?
渡航前に用意しておきたい資金の目安は60万円〜100万円程度です。
この金額は、「到着後すぐに働けなかった場合でも、1か月程度落ち着いて生活できる」ことを前提にした目安です。
到着後すぐに仕事が見つかるケースばかりではありません。語学学校に行く場合、その期間は働くことが難しいので通学期間の生活費は必ず用意しておきましょう。
この金額に含まれるものは、以下の2つの費用です。
① 渡航前に必ずかかる費用
- ビザ申請費
- 航空券
- 海外保険
- 各種手続きにかかる費用
② 到着後に必要になる生活費(1か月分)
- 最初の家賃
- 入居時に支払うボンド(保証金)
- 食費
- 通信費
- 交通費や日用品などの初期費用
3. 渡航前にかかる費用
渡航前にかかる費用は、必ず発生するものと人によって異なるものがあります。
まずは、全員に共通してかかる費用から見ていきましょう。
必ずかかる費用
渡航前に必ずかかる費用は、以下の5つです。
利用している銀行や航空会社によって金額が変動します。また、ビザの申請費用に関して、日本円での金額は為替レートによって変動します。

1. ビザ申請費(AUD670)
ワーホリビザは、オンラインで申請する必要があり、申請時にビザ申請費が発生します2025年7月以降、ビザ申請費はAUD670に変更されています。
日本円での金額は為替レートによって変動するため、申請時点のレートを必ず確認してください。
2, 英文の残高証明書(500〜1,100円)
ビザ申請の際に、一定額の資金(AUD5,000以上)を保有していることを証明するために、英文の残高証明書を提出する必要があります。
発行手数料は銀行によって異なりますが、数百円〜1,000円前後で取得できます。 オンラインや窓口で発行可能できます。
3. 航空券(6〜12万円)
オーストラリアへ渡航するための片道航空券の購入費用です。
渡航時期や出発空港、航空会社によって価格は変動しますが、格安航空会社を利用すれば6万円前後〜、時期によっては10万円以上かかることもあります。
4. 海外保険 (20〜40万円)
ワーキングホリデーでは海外保険への加入は義務ではありません。
ただし、オーストラリアでは医療費が高額になるケースが多く、万が一に備えて加入しておく人がほとんどです。補償内容や加入期間によって保険料は大きく異なり、1年加入すると20〜40万円程度が目安となります。
5. パスポート(11,300〜16,300円)
ワーホリに限らず、海外渡航には有効なパスポートが必要です。
すでにパスポートを持っている場合でも、有効期限が十分に残っているか事前に確認しておきましょう。新規取得や更新が必要な場合は、申請手数料が発生します。
人によってかかる費用


1.語学学校(10〜60万円)
語学学校は、ワーキングホリデーにおいて必須ではありません。
「とりあえず行く」のではなく、高い費用を払うのであれば目的を明確にし、その目的を達成するために最適な学校・通学期間を選ぶことをおすすめしています。
語学学校に通えば必ず英語力が身につくわけではなく、
によって得られる成果は大きく変わります。そのため、英語力を伸ばしたい/生活に慣れるため/現地でのコミュニティを作るなど、目的を整理したうえで検討することが重要です。
2. ワーホリエージェント(数万円〜数十万円)
ワーホリエージェントを利用するかどうかも、状況によって変わります。
一般的には、英語の講座・ビザ申請や語学学校の手配、渡航前後のサポートなどを代行・支援してもらう対価として費用が発生します。
費用は数万円〜数十万円かかる場合まで幅があり、どこまでのサポートを受けるかによって金額が変わるため、事前に確認しましょう。
また、「実質無料」「サポート費用無料」と案内されている場合でも、費用の仕組みや条件が分かりにくいケースもあります。利用する際は、料金形態やサポート内容が明確になってから判断するようにしましょう。
3. 国際免許証(2,250〜2,350円)
オーストラリアで車を運転する予定がある場合、国際免許証を取得しておきましょう。取得費用は2,250〜2,350円で、都道府県によって若干異なります。
国際免許証の取得は必須ではありませんが、
を考えている方は取得することをお勧めします。
4. eSIM(1,000〜3,000円)
渡航直後すぐにスマートフォンを使いたい場合は、eSIMを利用しておくと便利です。
費用の目安は1,000〜3,000円程度で、契約期間や利用できる通信量によって値段が変動します。
到着後すぐに現地の携帯会社で契約できるとは限らないため、到着後の数日間に備えて、日本で事前にeSIMを契約しておくと便利です。
4. 現地生活でかかる費用
現地生活でかかる費用のうち、ここでは、生活する以上共通して発生する費用を紹介します。

①家賃

ワーキングホリデーで利用される住居は、大きく分けて以下の2種類です。
家賃は、部屋を一人で使うか、共有するかによって変わります。
・オウンルーム(個室)
1部屋を一人で使用するタイプの部屋で、プライバシーを確保しやすい分、家賃は高くなります。
・シェアルーム(相部屋)
1つの部屋を複数人で共有するタイプで、家賃を抑えやすい反面、ルームメイトと生活リズムを合わせる必要があります。


(出典:Australian Bureau of Statistics)

💡 その他にかかる費用
シェアハウスやアコモデーションでは、水道代・電気代・インターネット代が家賃に含まれているケースが多いです。
ただし、物件や契約内容によっては別途請求される場合もあるため、入居前にこれらの費用が家賃に含まれているか確認しておきましょう。
💵 ボンド(保証金)
オーストラリアでは、入居時にボンド(保証金)と呼ばれる費用を支払うケースが多いです。 金額は家賃1〜2週間分程度が目安で、退去時に問題がなければ返金されます。
部屋の破損や清掃不十分などがある場合、修繕費が差し引かれることがあるため、部屋は綺麗に使いましょう。
②食費

食費は生活スタイルによって差が出ます。
日本でも同じですが、「自炊が中心か」「外食が多いか」によって、毎月の出費は大きく変わります。外食費は日本と比べて高いので、自炊を基本にしつつ、時々外食をする人が多いです。
食品の目安(月額)
・自炊中心の場合(外食 週1程度)
500〜700 AUD(約5万〜7万円)
・外食が多い場合(外食 週3〜4程度)
1,000 AUD以上(約10万円以上)
③スマホ代

オーストラリアのスマホ代は、データ容量や契約プランによりますが、
月額20〜45豪ドル(約2,000〜4,300円)程度が相場で、日本の格安SIMのように大手キャリアの回線を使った格安SIMも豊富にあるので料金を抑えられます。

オーストラリアの3大キャリア
・Telstra(テルストラ)
通信エリアが広く、ファームや郊外での利用を想定する場合に選ばれることが多い通信会社です。料金はやや高めですが、通信の安定性を重視したい人におすすめです。
・Optus(オプタス)
都市部を中心に安定した通信環境が整っており、料金と通信品質のバランスを重視する人におすすめです。都市部を中心に生活する方にはおすすめです。
・Vodafone(ボーダフォン)
3社の中では比較的低価格なプランがあり、プロモーションも豊富で、費用を抑えたい人におすすめです。シドニー、メルボルンなどの主要都市部では安定していますが、郊外や地方では繋がりにくいことがあります。
・プリペイドSIMを選ぶ
契約期間の縛りがなく、滞在期間や利用状況に応じて柔軟にプランを変更できます。
・渡航前にスマホがSIMフリーかどうかを確認しておく
SIMフリー端末であれば、現地でプリペイドSIMを購入してすぐに利用できるため、到着後の手続きや追加費用を抑えられます。
6. よくある失敗

① 保険に入らず、ケガや病気で高額な医療費を支払う

オーストラリアでは保険に入らなければ医療費は原則自己負担です。
軽いケガや体調不良でも、診察・検査・処置が重なると数万円〜数十万円かかることがあります。
「短期の滞在だから大丈夫」「使わなければもったいない」と保険に入らず渡航し、想定外の病気や怪我で大きな出費が発生しかねません。
② 家賃の安さだけで家を決め、すぐに引っ越すことになる

家賃の金額だけで決めてしまうと、立地・住環境・ルールのミスマッチから短期間で引っ越すことになるケースがよくあります。
引っ越しには交通費や荷物の移動費がかかり、結果的に出費が増えてしまいます。
また、○日前までに退去を知らせないとボンド(保証金)が全額返ってこないような物件もあり、トラブルにつながることもあります。
③ 仕事がすぐに見つかる前提でお金を使いすぎる

渡航直後から仕事がすぐに決まる前提で生活費を使いすぎてしまうのは、よくある失敗のひとつです。
実際には、仕事探しに時間がかかったり、希望する職種にすぐ就けないこともあります。また、仕事につけても研修期間があったりすると最初の収入が想定より低くなる場合があります。
収入がない期間が想定より長引くと、家賃や食費の支払いが重なり、精神的にも余裕がなくなりがちです。
最初の数週間〜1か月分は「収入ゼロでも生活できる資金」を前提に予算を組むことが、現地生活を安定させるポイントです。
仕事が見つかれば、週1,000ドル前後(約10万円)稼ぐことも可能です。しかし、最初の1〜2ヶ月は無収入になるリスクを考慮して準備しましょう。
筆者の実際の給与明細 (1例)

Jump Guide
Jump Guide では オーストラリア・ワーホリに役立つ準備記事を無料で公開 しています。
渡航前に必要な手続きや渡航後にすべきこともステップごとにまとめているので、興味のある方はぜひこちらもご覧ください。




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